サブスクライブの強弱:Scribble #10

『Scribble』は日曜の朝に届く「ニュースレター」のニュースレターです。ニュースレターに関する話題や発見をお届けします。今週は、サブスクライブ(購読登録)の強弱についてお送りします。
長谷川翔一 2022.01.23
読者限定

こんにちは。だいぶご無沙汰になってしまいました。

今回は、サブスクライブ(購読登録)の強弱、読者視点での「ニュースレターの価値」を考えます。

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先日、オウンドメディア勉強会というTwitterスペースで、改めて「メルマガとニュースレターの違い」を話していて、発見がありました。

読者とのつながり、サブスクライブ(購読登録)の強弱の移り変わりもまた、従来のメルマガにないニュースレターの特徴なのではないかと。

サブスクライブの強弱とは「期待値の大小」、KPIに落とすなら「解約率」もしくは「有料率」です。

多くのメルマガは、「送られる情報そのものが価値」「コミュニケーション文脈が乏しく、メールが来るたびに期待値が弱まる」ので、登録直後が最も高く、徐々に下がっていく傾向があります。

分かりやすいのは、新聞社のメルマガです。限定記事を読むために登録して、すぐメルマガは配信停止してしまいます(この問題は今後取り上げる予定)。

素晴らしい記事を作っているのに、「会員限定記事」をフックに会員化し、ニュースレターという名の読む気のなくなるリンク集を送っているメディアがほとんどです(実に残念)。

これまでも触れたように、ニュースレターは「連続性のあるメディア」です。定期的に発信を続けられれば、読者と書き手との期待値や関係性はむしろ高まる可能性があります。

***

理想的なニュースレターの前提となるのが、以前もご紹介した、Substackの掲げるニュースレターの理想。

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